スノーボード國母和宏選手の件

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つまらない話なので、迷ったのだが、結局こうして書いている。

1.國母選手が会場への移動の際に制服を着崩していた件

テレビ画面やネットニュースの画像を見た時点で「バカがいる」とは思ったが、特に気にも留めなかった。
厳密に言えばJOCの「代表選手団公式服装規程」違反だが、筆者としては、タマに現われる「勘違い」の一人という認識だった。

2.会場到着後の選手団記者会見における「こっち見んなよ」「チッ、うるせーな」「反省してま~す」という一連の発言の件

動画をいくつか見たが、筆者的には、こいつはオリンピックに出場する資格なしと断じた。

IOCが定めたオリンピック憲章(pdf)には「オリンピズムの根本原則」という、基本理念を掲げた項目がある。具体的な内容は原文を読んでいただくとして、簡単に言えば、オリンピックという舞台は、政治的立場にとらわれない交流、最高水準の競技、そして、「よい手本となる教育的価値、普遍的・基本的・倫理的諸原則の尊重などに基づいた生き方の創造(第1項から抜粋)」の場である。

そして、開会式において行われる選手宣誓の内容は、次のとおりである。

私たちは、すべての選手の名において、オリンピック憲章に則り、スポーツの栄光と、チームの名誉のために、決してドーピングをしないよう、オリンピック競技大会に参加することを誓います。

残念ながら、今の國母選手は選手宣誓の内容を実践できていない。
ドレスコード違反は多少大めに見ることができても、記者会見の一連の発言・態度は「よい手本」にはなりようもない。
まして、同選手はトリノ大会でも選手村の宿泊施設の壁を壊した「前科」がある。
同大会では一部の選手のイジメに荷担したという噂もある。
これはいくらなんでも「手本」にはできないだろう。

國母選手が自身のポリシーで生きるのは(法令に違反しない限り)本人の自由だ。
しかし、そのポリシーがその大会に相応しくないと判断されれば、当然、その大会には出場できない。
國母選手はそれだけのことを「しでかした」のだから、スキー連盟がJOCに辞退を申し入れたのは当然だ。
JOCは辞退を受け入れるべきだったと思う。
結局競技に出られるのならば、騒ぎを起こしても競技には出られるんだと思われるだけだ。
この人がオリンピックに参加した影で、選手が一人参加できなかったのだ。
この人の代りに、次点で涙した選手を一人出すべきだろう。

コメント(5)

いやぁ、目から鱗です。
特にオリンピック憲章に関しての部分ではっきりしました。山椒魚さんの言うとおり出場を取り消されてもおかしくないと同感しました。教育的な観点からもそんな輩を目標にされても問題ですよね。

某著名な経営者等の意見で、今回の服装の件を咎める人たちのことを原理主義者と表現をしているようですが、すごい違和感を感じていました。なんかスッキリした気分です。

いつも、ためになる記事をありがとうございます。

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このページは、山椒魚が2010年2月16日 08:12に書いたブログ記事です。

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