家に来た時にはそれこそ猫をかぶった様子で、極めて行儀が良かった猫のキャラ君は、今ではいたずらしまくり、マーキングしまくりである。
昨夜から今朝にかけて、とうとう、ガムテープで補強した障子戸(もはや障子の戸では無くなっているが)も、ガリガリの積み重ねで破りきった。
しかし、こっそり、ガムテープの後ろにCDのプラケースも貼っておいたため、障子の一区画を破っただけでは通り抜けできなかったようだ。
その他では、テレビを置いているスチールラックの後ろの隙間に入り込んで電源プラグを抜いてくれたり、玄関に置いている自転車を倒してくれたりと、やんちゃぶりを発揮している。
いつもいつもやられっぱなしでは面白くないので、職場の同僚に教えてもらった、チョッとした悪戯を試みた。
キャラ君の背中にガムテープを貼ってみた。
この程度では、別に不自由なく動ける筈と思えるのだが、キャラ君はまるで背中に重石でも載っているが如く、体をビローンと長く伸ばして、床に這いつくばるように、のろのろと歩き回る。
おおー、本当だ。
正に、聞いた通りの姿で動き回る。
しばらくそのままにしていたのだが、適当なところでガムテープを剥してやった。
剥してしまえば、また、何事も無かったかの様に、悪戯しまくりである。
あんまり悪戯すると、またガムテープを貼るぞ、などと呟いてみても、もちろん、キャラ君は意に介す筈も無いのである。







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